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高速撮影がかけがいのない一瞬を切り取る、ポケットサイズのハイエンドコンパクト Cyber-shot RX100IVスペシャルコンテンツ SONY Cyber-shot RX100IV USER'S VOICE

RX100IV  USER’S GALLERY 東京カメラ部10選&コンテスト入賞者フォトギャラリー

  • 富久 浩二 東京カメラ部10選
  • 井上 浩輝 東京カメラ部10選
  • 荒畑 恵子 東京カメラ部コンテスト入賞者
  • 宮澤 秀一郎 東京カメラ部コンテスト入賞者
  • 米田 誠 東京カメラ部コンテスト入賞者

Profile

富久 浩二東京カメラ部10選2012/2013

1970年福岡生まれ。日々の通勤風景を主に、いつも見ている変わりばえのない、しかし二度とやって来ない一瞬の情景を大切にし、ちょこっと人が入った物語りのある写真をテーマにしています。人びとの優しく楽しい感情が伝わる事を目標に日々撮影しています。
何と無く懐かしさを感じて貰える様に、子供の頃の目線を意識し、ライブビューを使った低い目線、思い切って背伸びをした様な高さからの撮影が特徴的です。
2011 SONYフォトコンテスト最優秀賞 / 2011 イギリスのマガジンCamerapixioにて日本人初の掲載 / 2012 ナッジオのDaily Dozen2回選出 / 2012 インドのAPF Magazine Street Photographyにて日本人初の掲載 / 2012.2013.2014.2015年イラクでの国際写真展に展示。

Photo by Kouji Tomihisa

銀座のソニービル前で撮影しました。信号待ちをしていたのですが、前に立っていた女性が日傘を回していたので、面白いと思い撮影。傘を回していた時間は一瞬だったのですがRX100M4を首から下げていたので、瞬時にモードダイヤルでシャッタースピード優先にし、シャッタースピードを長めに設定することで、撮ることができました。横断歩道と傘の模様が面白い作品になったと思います。

Photo by Kouji Tomihisa

散歩をしているときに出会った風景です。ビルの地下ですが、上のほうで水が流れていて、その影を撮りたいと思いました。水の揺れている感じが、影にあらわれている様子もしっかりと写すことができました。散歩で、常に持ち歩いたので、気になった瞬間にすぐ撮れます。普段、一眼レフを持って歩いていますが、RX100M4を借りてから、小さく軽いので、このカメラしか持ち歩かないときもあったくらい、携帯性に優れています。それでいて高画質な画が撮れると感じました。

Photo by Kouji Tomihisa

池袋で散歩しているときに撮影しました。RX100M4は、撮った際に歪みがなく、高解像なので、建物を撮るのに非常に相性がいいと感じました。数年前のAPS-Cセンサーのカメラよりもよく映るように感じられ、感動しました。

Photo by Kouji Tomihisa

ある駅のホームから撮った作品です。32000分の1秒でズームで撮っています。新幹線を止めたくて、高速シャッターで撮りましたが、ぴったりと止まりました。一発撮りで納得できるものが撮れたのでちょっと驚きました(笑)。また、びっくりするのが、新幹線の手前に写っている人ですが、黒潰れずにうつっていることです。これは、このカメラの性能の長所だと思います。また、RAW撮影が可能ですし、ダイナミックレンジが広いので、黒つぶれぜず、白飛びもしにくいので、後々の現像がしやすいのも良いですね。

Photo by Kouji Tomihisa

32000分の1秒という世界が、初めてでしたので、撮ったことのない写真を撮りたく、日比谷公園に行って撮った1枚です。噴水を32000分の1秒で止めてみました。普段自分の目では見れない世界を表現できるのは、面白いですよね。ほかにも電車に乗って外の景色をスーパースロー動画で撮ったりなど、様々なアイデアが浮かぶので、楽しかったです。

Photo by Kouji Tomihisa

32000分の1秒で撮った作品です。夕方に太陽を入れつつ開放で撮ってみました。また、高速シャッターなので、蜂も止めようと思い、蜂と花を入れました。いつもは逆光の中、対象をシルエットにすることが多いですが、このカメラは逆光でも葉っぱの内側が黒潰れせずに残っています。逆光シーンでもトーンを残しつつ背景をぼかすことができるのは、すごいですね。これは、撮った後に、自分でも驚いた写真です(笑)。あと、ボケに癖がないのも非常に気に入っていました。

Photo by Kouji Tomihisa

ある駅のホームから撮りました。チルト液晶がついていないと見つからない構図ですね。地面すれすれにカメラを構え、チルトだったから気づいた場所です。常日頃からカメラを持ち歩いて、チルト液晶を使っての撮影や、収納されているEVFを使っての撮影など、どんな場面にも対応できるのが楽しいです。

Photo by Kouji Tomihisa

傘をさしながら撮った1枚です。傘にピントを合わせているのですが、ボケが非常に綺麗だったのが印象的です。夜スナップもよく撮るのですが、開放で、そのままシャッターが切れるので満足しています。特にRX100M4は、F1.8でブレを気にせず夜の街で撮れるのが使い勝手がよく感動しました。夜スナップにも向いているカメラだと思います。

Photo by Kouji Tomihisa

雨漏りの雨粒を止めた写真です。一見すると、雨粒が付いた窓越しで撮影したように見えますが、上の屋根から雨漏りしているところを、高速シャッターで止めました。ISO6400で撮りましたが、高感度での画質のきれいさにはびっくりしました。高速シャッターで、かつこの高画質は楽しかったですね。

Photo by Kouji Tomihisa

夜に、雨が降っている中、渋谷で撮りました。誰かを待っている女性がいたのですが、頭のシルエットを出したく、彼氏らしい人がきた時にちょっと前屈みになったところで撮りました。ピント自体は、右側の雨があたっている様子に合わせています。ビルの大型ビジョンに映し出された紫の光の反射を写したかったのですが、非常によく映りました。

Photo by Kouji Tomihisa

彼岸花を撮ってきたのですが、少し高いところから撮っています。チルト液晶だと高い位置からも撮りやすいので、非常に便利です。また、RX100M4は軽いので、一眼レフと比べると、持ち上げも簡単。注意した点は、手前の木と木の間から奥の木が覗いているという構図です。隙間の中に規則性をつくるように木を並べるようにしました。等間隔に並んでいるという構図が結構好きですね。奥の光があたっている部分から、手前の暗いところまで、よく写っています。この明暗差をしっかりと映してくれるのはすごいですね。

Photo by Kouji Tomihisa

会社帰りに撮ったものです。会社帰りのビジネススーツに一眼レフを首からぶら下げるのは、ちょっと躊躇してしまうのですが、RX100M4はコンパクトですので、会社から出てすぐに首からぶら下げていましたね(笑)。また、横断歩道を撮ったのですが、中央の暗い部分も黒潰れがなく、お気に入りの1枚です。また、写真にドラマ性を感じられるよう、人を配置した構図にしています。このときは、ぶらさないのを最優先に考え、車のタイヤ痕の迫力感を際立たせるよう撮りました。RX100M4の使用期間中は、一眼レフでは100mm程度と50mmの単焦点を、それ以外の広角はRX100M4と使い分けて撮っていました。一眼レフのサブ機ではなく、一眼レフとの役割分担として使っていましたね。レンズ交換の手間も省けるし、高画質を手軽に持ち歩けるのが素晴らしかったです。

Profile

井上 浩輝東京カメラ部10選2014/東京カメラ部2014コンテスト入賞者

1979年札幌生まれ。
北海道「写真の町」東川町在住。旭川、東川、美瑛、富良野を中心に「大自然と人の営みが接する点の美しさ」やそこに生きる野生生物を追っている。四季を通して撮影ワークショップも開催している。最近の受賞には、NATIONAL GEOGRAPHIC 「 Photo Contest 2015 Editor’s Favorite week10」、複数の「The Daily Dozen」選出、東京カメラ部2014フォトコンテスト入賞、Honda with 東京カメラ部フォトコンテスト2014入選、その他複数のコンテストにてグランプリや入選。写真展には、渋谷ヒカリエでの「東京カメラ部2015写真展 0.0045%の奇跡 〜2億人が選んだ10枚」、 札幌オーロラタウンカメラの富士での「northern island colors - 北の丘々から」がある。

Photo by Hiroki Inoue

平行して走る列車を車窓から見つけて、ポケットから取り出した携帯性抜群のRX100M4でとっさに撮りました。NDフィルターによってまぶしいシーンでもしっかりとシャッタースピードを落とすことができました。また。シャッターを電子式に設定しておくことでシャッターが無音になり、車に乗り合わせていたまわりの方々に迷惑をかけることもなく撮ることができました。

Photo by Hiroki Inoue

色彩を変えずに光量だけを減少させる「NDフィルター機能」を使うことで、水の青さを損ねないようにしつつ、シャッタースピードを遅くして風を受けて波立つ水面を穏やかに撮ることができました。また、明るいところでも見やすいEVFが、雪が積もってまぶしくなり始めた屋外での撮影を大きく助けてくれました。

Photo by Hiroki Inoue

逆光の風景を撮る際に気になりがちなフレアやゴーストがとても少なく、クリアな写真を残すことができるRX100M4は、ポケットに入れて持ち歩ける頼もしいカメラです。一眼デジカメの代わりに手軽に風景写真を撮るカメラとして大活躍します。

Photo by Hiroki Inoue

思わぬタイミングで近づいてきてしまったキタキツネ。長い望遠レンズでは近すぎるときに、さっとポケットから取り出して鼻先を近づけてくる彼らを撮影できるRX100M4の携帯性は、シャッターチャンスを飛躍的に大きくしてくれます。また、彼らをシャッター音で驚かすことなく撮影できる無音シャッターもシャッターチャンスを大きくしてくれます。

Photo by Hiroki Inoue

色彩を変えずに光量だけを減少させる「NDフィルター機能」を使うことで、川の水の青さや紅葉した葉の色を損ねることなく、シャッタースピードを遅くして川の流れを印象的に撮ることができました。また、シャッタースピードや絞りを任意に設定できる本格的なマニュアル撮影ができるこのカメラは、一眼デジカメの代わりに旅行に持ち出す最高の一台になりそうです。

Photo by Hiroki Inoue

太陽をそのまま画角に入れても、NDフィルターと超高速シャッターのおかげで、白飛びをおさえた撮影をすることができるので、逆光を恐れずに撮ることができました。また、「ZEISS T*コーティング」によってフレアやゴーストが極限まで抑えられることでより自然な写りとなり、夕方の空気感を写真に残すことができました。

Photo by Hiroki Inoue

花粉を体中につけたハチがヒマワリへ飛び込む迫力の瞬間を見逃さないRX100M4。同機に搭載された明るいF1.8の大口径レンズと最高速度1/32000秒の超高速シャッター機能によって、これまでなかなか見ることができなかった瞬間を切り取ることができるようになります。

Photo by Hiroki Inoue

雨が降ったり止んだりの昼下がり、太陽高度が高いときに出る小さな虹が木立の向こうに現れました。何時消えるかわからない虹を追いかけつつ、ポケットから取り出してドキドキしながら撮った一枚です。携帯性抜群のカメラであることを忘れさせる高画質さは、一眼デジカメの代わりにもなるくらいに感じられました。

Photo by Hiroki Inoue

昨晩に張られたものでしょうか。朝陽が昇る頃、クモの巣に並ぶ朝露を1/32000秒の超高速シャッターで逆光をものともせず撮ることができました。このとき、風が吹き始めてクモの巣が揺れていたのですが、高速シャッターによってブレを最小限におさえることもできました。このような写真をポケットに入るほどの小さなカメラで撮ることができることにおどろくばかりでした。

Photo by Hiroki Inoue

さっとポケットに入れられる携帯性抜群のカメラであることを忘れさせる高画質さは、特筆ものでした。また、光学ズーム域の24-70mmを超えても139mm相当までズームできる「全画素超解像ズーム」のおかげで、手軽に風景写真を撮るカメラとしても活躍しそうです。

Photo by Hiroki Inoue

星空と景色を一緒に写す星景写真の撮影では、明るいF1.8の大口径レンズが活躍します。これに加えて、高解像な「EVF」や暗所での構図確認に便利な「ブライトモニタリング」機能が、星や前景へのピント合わせを容易にしてくれます。一眼デジカメでやってきたような星景写真撮影をこのコンパクトなカメラが実現してくれます。

Profile

荒畑 恵子東京カメラ部2015コンテスト入賞者

1977年生まれ。子供のアルバム制作をきっかけに、写真の魅力に気付き始める。次女を妊娠中、受講した一眼レフ講座で初めてカメラを触ったことをきっかけに、写真を撮る楽しさにとりつかれるように。家族写真やテーブルフォトを中心に母、主婦の目線で、家族の日常の記録係として活動中。

Photo by Keiko Arahata

紙吹雪を吹く様子を1/32000シャッタースピードでとってみました。ぴたりと止まる紙吹雪、開放にすることで奥行きも加わって、時だけが止まったような不思議な写真を撮ることができました。また、ひと吹きで、何十通りの紙吹雪の飛び散る様子を撮影することができるのを、あとで見返しても、とても興味深いですよね。また、1/32000ssでこの画質はコンデジでは驚くべきこと。非常に優秀だと思います。携帯性があり。幅広い写真を撮ることができる、本当に毎日の写真が撮りやすく、また楽しくなるのではないかな、と思います。

Photo by Keiko Arahata

強い日差しが照り付ける、真夏のビーチで撮影しました。あえて強い逆光という撮影には厳しい条件のもと撮ってみましたが、くろつぶれすることなく、しっかりと写ってくれました。また、超高速SSで、風にあおられた砂の様子を時間を止めたように捕らえることができました。この携帯性でこれだけの写り、そしてきれいな画質は本当に驚きです。1/32000SSでもノイズは気になりません。コンパクトなデジカメは、例えばメインの一眼レフのサブ機というイメージがありましたが、シーンによって使い分ける、メインと並ぶくらい魅力的なカメラなんじゃないかな、と感じました。そしてなんといっても楽しい!1/32000SSの世界は病みつきになります(笑)。

Photo by Keiko Arahata

超高速SSを使用して、液体がこぼれ落ちる瞬間を切り取りたい衝動にかられました(笑)。地面から足が離れる瞬間、ものが落ちる瞬間、水をひっくり返す瞬間。。。  普段の生活の中にも超高速SSで止めると面白くてアートになる世界がたくさん潜んでいますよね。液体もそのひとつ。日常によくあるコップにミルクを注ぐ様子も超高速SSで連写すると、ミルクが止まったような不思議なショットを撮ることができます。超高速SSの連写でしたら、シャッターチャンスをのがさずひとつのポーズで何通りものカットを収めることができるのもうれしいですね。

Photo by Keiko Arahata

子供と公園に行った時のスナップで撮った一枚です。ちょっとした外出にも気軽に持ちだせる携帯性、しかしやはり子供の写真はきれいに残したい。。一眼レフのサブ機になりつつあったコンデジですが、この画質を体験してしまうと、荷物が多かったり子連れだったり、、、シチュエーションによっては、迷いなくメインにできてしまう、そんなコンパクトだけどとってもスゴイカメラです。ちなみに高速連写で撮ることで、微妙に変わるシャボン玉の位置や子供の表情を、何通りも撮ることができるのもうれしいです。

Photo by Keiko Arahata

真夏の砂浜で撮影しましたが、強い日差し、白いビーチの照り返しが激しく、撮影にはかなり厳しい環境でしたが、しっかりとした描写で砂の粒までくっきり映すことができました。また、超高速SSを使用することで、普段とは違う視点でビーチを撮影したくなるのも面白いと思います。この携帯性でここまでのきれいな画質のカメラは、旅行など、可能な限り機材を減らしたい、でもきれいな写真をしっかり撮りたいというシーンでは間違いなく活躍します。そしてPlay memoriesを使用することで、出先でも簡単に撮ったその場で写真を共有できるのも魅力的だと思います。

Profile

宮澤 秀一郎東京カメラ部2014/2015フォトコンテスト入賞者

1978年千葉生まれ。
息子の成長を綴る目的で、カメラを手にとったのが2012年の春。
写真を撮る目的としては、家族との大切な時間を残すことの他、星空や山などから受けた感動を皆に発信する事も大切にしている。
東京カメラ部2014、2015フォトコンテスト入賞
Honda with 東京カメラ部フォトコンテスト2014 2部門入選
ふなばし三番瀬海浜公園フォトコンテスト2015 公益財団法人 船橋市公園協会理事長賞

Photo by Shuichiro Miyazawa

9月の正午ごろ、いつもの公園にて撮影しました。この日は雲の様子が目まぐるしく変わる1日でした。そんな雲に誘われて、綺麗に整備された芝生に、たくましく生きる一輪の花を見つけました。雲を背景にそのたくましさを表現したいと思いました。カメラを低く構え、モニターで画角や設定を確認、ここでも内蔵NDフィルターや超高速シャッターを使用しました。たくましいとはいえゆらゆらと揺れる花、太陽と重ねた位置で撮影するのは、超高速シャッターだと容易です。

Photo by Shuichiro Miyazawa

9月の夕方、いつもの公園にて撮影しました。この夏に熱中した昆虫採集も時期的には、もう終盤。日が傾いても夢中で昆虫を追いかける息子、なんだか自分の過去と重ねてしまいます。そんな情景を残したく、昆虫を追いかける息子を追いかける私でした。逆光で開放近くで撮影し、息子のシルエットを印象的に残せたらと、内蔵NDフィルターをONして、シャッタースピードを最速にし、ズームを調整しました。少し疲れたのかこちらを向いた息子、私はここぞとばかりに撮影しました。このカメラの様々な機能によって、夏の思い出がまた1ページ、記録されました。

Photo by Shuichiro Miyazawa

8月の昼過ぎ、晴れた海浜公園にて撮影しました。カメラをビニール袋で保護をして、波打ち際へ。ウインドサーフィンを楽しむ人々、夏の空で遊ぶ雲たちをバックに、「波の表情」を捉えようと砂浜ギリギリでカメラを構えました。超高速シャッターで撮影することで、一瞬の「波の表情」が撮影できました。このような明るい状況下だと、レンズにフィルターを取り付けたりして撮影する事が多いのですが、超高速シャッターと内蔵NDフィルターの働きで、その手間を省くことが出来ました。荷物も軽減できますし、水や砂などによるレンズへのダメージも回避でき、とても有用な機能だと感じました。

Photo by Shuichiro Miyazawa

8月の昼過ぎ、晴れた海浜公園にて撮影しました。ここはシャワーが設置されたスペースです。規則的に貼られたタイルと、水に写りこむ空の表情、公園を行きかう人々を撮影していました。その時、偶然にもシャワーヘッドから水滴が落ち、タイルの上に溜まっていた水で跳ねました。数枚撮影するうち、水滴が跳ねる瞬間と、背景の人の様子がマッチした1枚が撮れました。180度可動式液晶モニターのお陰で、無理な姿勢での撮影をしなくてすみましたし、ディスプレイがとても見やすく、撮影に没頭できました。一眼レフと比べても遜色のない機能に驚かされた1枚です。

Photo by Shuichiro Miyazawa

9月のちょっと遅い夏休み、息子との二人旅もそろそろと終りに近づいてきました。私も息子も初めての二人での旅行が終りに近づいているさみしさや、たくさんの移動での疲労を感じ、窓の外を眺めていました。間もなく羽田空港に到着するころ、ちょうど夕暮れ時に差し掛かりました。ずっと雲に覆われていた空から、太陽の光があふれ出てきました。一眼レフは鞄の奥底、このカメラの出番です。手軽に取り出し、片手で設定も出来て、すぐに撮影することが出来ました。他の乗客の皆様への配慮という面でも、設定でシャッター音を消せば、大丈夫です。重要な画質に関しても、幾層にも重なる雲の様子を的確にとらえ、明暗差の大きな状況でもきちんと撮ってくれました。さっと出して、静かに撮れて、しかも高画質。「カメラを買いたいんだけど、何が良いかな?」と友人に問われたら、真っ先にこのカメラをお勧めしようと思っています。

Photo by Shuichiro Miyazawa

9月の正午ごろ、いつもの公園にて撮影しました。この日は雲の少ない青い空の1日で、息子の好きな公園の水飲み場で撮影しました。いつも自分が見ている「水」の形状と異なる一面を見るべく、青空を背景にして撮影しました。水道から空に向かって吐き出された水が、落下を始める時、いつも不思議な形状になる事が分かりました。さながら夏休みの宿題のような、息子との学習の時間でした。カメラのプレビューと水道の水を見比べている息子の表情、とても興味を持っていると感じました。内蔵フィルターと高速シャッター、このカメラの機能を十分に活かせる被写体だったと思います。

Profile

米田 誠東京カメラ部2015フォトコンテスト入賞者

1984年生まれ。2008年より本格的に写真を始める。2012年に開始したFacebookにて、写真コミュニティーページ「東京カメラ部」と出会う。東京カメラ部への投稿開始をきっかけに、より深く写真にのめり込んでいく。東京カメラ部2015写真コンテスト「日本の47枚」入賞。他に、第63回ニッコールフォトコンテスト2部門入賞など。

Photo by Makoto Yoneda

RX100M4は、とても小型のカメラであるが、そのボディサイズとしては大きなサイズのセンサーを積んでいるだけあり、コンパクトカメラとは思えぬ情報量を持ったデータを記録することできる。私は、RAWでの撮影が主体で、PCでの現像で仕上げることを前提として撮影しているが、その要望にしっかり答えてくれる、とても頼もしいカメラだ。この一枚を見て、一眼レフで撮影したかを見分けるのは非常に困難ではなかろうか。どこにでも持ち出したくなるボディサイズで気軽に撮影し、あとからしっかり表現できる。シーンによってはサブ的な扱いかもしれないが、私としては、しっかりメインとして使用できる素晴らしいカメラだと思う。

Photo by Makoto Yoneda

滴り落ちる水滴を、本機のウリの一つである1/32000秒という、超高速シャッターで捉えた一枚である。瞬きをしている間に終わってしまう出来事が、このように止まって写るのが実に楽しかった。1/32000秒という何物にも代えがたき一瞬においては、例え日中であっても、光を取り込む前にシャッターが閉じてしまう、そんな感覚な超スピードの世界であるため、この超高速シャッター機能を活かす為には、より光を取り入れられる明るいレンズと高感度耐性に優れたセンサーは必要不可欠である。この写真においてはISO6400まで上げているため、少々ディテールは甘くなってしまっているが、それでもセンサーサイズを考えれば、十分に狙った世界を表現してくれたと言える。斬新な機能を搭載したとしても、それが使い物にならないオマケ要素ではつまらないが、これは十分に表現の世界を広げてくれるだけの機能を搭載してきた、と私は感じた。

Photo by Makoto Yoneda

星空の撮影というと、およそコンパクトなカメラでは撮影できない・・・そういうイメージがあるのではなかろうか。しかし、このRX100M4は違う。このカメラは、コンパクトなボディに1インチという比較的大きなイメージセンサー、そして大口径F1.8の明るいレンズを積んでいる。星空撮影では、レンズの明るさと高感度に強いということが重要であり、また、絞りとシャッタースピードを任意にコントロールできる事も必要である。そして、暗闇ではオートでのピント合わせが非常に難しくなるため、マニュアルでピント合わせができる事も重要になってくるがそれもクリアしている。しかも、一眼レフのレンズでは合わせ難い無限遠が意図も簡単にあわせることできる。そして、星景写真は撮影後の現像処理もとても重要になってくるのだが、その点も優秀なRAWデータが得られるので心配いらない。ボディが小さいので大掛かりな三脚も必要ない。はっきりいって、これほど簡単に星撮り体験できるカメラもないのではないかと思えるほどである。このカメラは星景写真の入門機としてもとてもオススメできるものであると私は思う。

Photo by Makoto Yoneda

クマバチの飛翔シーンである。私は、一眼レフカメラも所有しているが、正直、これまでにこのようなシーンを捉えられたことがなかった。そもそもが、デカく重いカメラを振り回して虫と同じような視線に入り込んでいく事は非常に難しいことだ。それがこのカメラはどうか。いとも簡単にその世界に入り込むことができてしまった。正直、参った(笑)。しかし、ただ本体が軽く小さいだけでは、このショットはものに出来ていない。そこにはもう一つ、超高速シャッターの存在が大きい。というより、本当は、その機能を使いたいがために撮影に挑んだのは内緒である。話しが逸れたが、ストロボ無しに、ここまでピタッと蜂の羽を止めるのは、実は容易なことではない。昆虫の羽根の動きというのは、想像以上に止まらない。流石に、1/32000秒という超高速シャッターであれば止まるだろうと、試したくなったのである。結果はご覧の通りである。見事に止めてみせた。それも歪みが出やすい電子シャッターでの撮影である。驚かずにはいられなかった。ポケットから何気なしに取り出したカメラが捉えた世界に、私は、ただただ脱帽するのみであった。

Photo by Makoto Yoneda

伊豆の七滝にて撮影したカットである。本機のウリのひとつである、高級一眼レフの最高シャッター速度をも遥かに超える超高速シャッター速度、1/32000秒にて撮影を試みたカットである。正確には、一眼レフのシャッターとは違う機構である電子シャッターを使用したものであるため、純粋にその優劣について語ることは難しいが、少なくとも、この小型ボディで、これほどまでのシャッター速度を選択できるという事自体が素晴らしい。また、なにが素晴らしいかと言えば、これまでの電子シャッターには弊害があり、ローリング歪みという動体を撮影した際に物体が歪んでしまうという欠点が存在するのだが、本機は、そのローリング歪みを軽減した電子シャッターを搭載してきた。実際に、動体である滝の動きを止めてみたが、まったく歪みは存在しない。通常のシャッターとなんら遜色ない写りである。せっかく面白い機能を搭載しても、その写りに制限があっては実用性が大きく損なわれるが、そこをしっかり実用レベルに昇華させ幅広い撮影シーンに対応できるカメラに仕上げてきたのは、実に見事であると思った次第だ。

Photo by Makoto Yoneda

このカットは、実のところ、メインの一眼レフで長秒撮影を行っている間の空き時間を利用し、遊び感覚で撮影した一枚である(笑)。しかしながら、遊びで撮ったショットと言うには、少しもったいない一枚ではなかろうか。線引きするのは難しいが、一般的に言えば、このレベルの星景写真が写せたとしたら、大抵の人は納得できてしまうだろう。ましてや、それがポケットに収まるサイズのカメラで撮れたとしたら、なおの事。ズームレンズながら、広角側開放F値1.8という優秀なレンズを搭載し、さらに1インチサイズというボディサイズに対して大きな対応力に優れた撮像センサーと相まって、従来ならばレンズ交換式カメラでしか撮影できなかったようなシーンへも対応できてしまう。これはもう、素直に凄いとしか言いようが無い。実に楽しく、頼もしいカメラである。

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